2020.02.14
忙しい社会人におすすめの勉強法
社会人が英語を学ぶ方法を5つご紹介しましたが、
スクールに通ったり、オンライン英会話を受講するのはちょっと勇気が必要…
まずは独学で英語を学んでみて、
続けられるかを確かめたいという方も少なくないのではないかと思います。
ということで、忙しい社会人におすすめの勉強法をご紹介します。
●ディクテーション
●英文の音読
●シャドーイング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
社会人におすすめの勉強法①:ディクテーション
ディクテーションとは、英語を聞き取り、それを一語一句書き起こすトレーニングのことです。
<ディクテーションの効果>
●分からない部分を明確にする
●自分の弱点が分かる
●総合的に英語力が向上する
<ディクテーションのやり方>
STEP1
音声を聞いて内容を理解する ディクテーションの準備として、
だいたいでいいので音声の内容を理解する(目安:1,2回)
STEP2
音声を聞きながら、聞こえた英文を書き取る作業を繰り返す
文単位で音声を止め、聞こえた英語を書き取る
文単位が難しければ慣れるまでは、文の途中で止めて行う
全ての内容を書き取れるまで繰り返す(目安:5~10回)
※これ以上書き取れないと思ったら止めても良い
STEP3
英文を見て答え合わせ、聞き取れなかった箇所を分析
聞き取れなかった箇所を答え合わせし、原因を分析
●その単語の意味を知らないのか
●発音が思っていたのと違ったのか
●スピードが速すぎて理解できなかったのか
STEP4
音読して、単語やリズムを確認・復習 分析した弱点をもとに、復習
●音読
●シャドーイング
※詳しいやり方は次項で解説
STEP5
判明した弱点を強化
弱点を克服するトレーニングを日々の英語学習で取り入れる
<弱点の強化方法>
弱点が判明したら、それを克服することで英語力は向上します。
忘れずに弱点の強化を行いましょう。
★知らない単語・熟語・表現があった
知らない単語などが多い場合は、教材のレベルを下げてみましょう。
レベルのあっていない教材のままディクテーションを続けても、英語の向上は見込めません。
★知っている発音と実際の音が違った
正しい発音を身に付けましょう。
聞くだけではなく、必ず自身で発音しながら覚えることが大切です。
★リンキングが強くて聞き取れなかった
英語をちゃんと聞くトレーニングを行いましょう。
だいたい内容は理解できたという癖を無くし、音の変化に対応できる訓練が大切。
シャドーイングがおすすめのトレーニングです。
★スピードが速くて聞き取れなかった
聞き取る音声のスピードが全体的に早くて内容が分からないという場合は、教材のレベルを下げましょう。
そして、日ごろから英語を聞くトレーニングを行うことで、耳が英語に慣れてきます。
部分的に早くて聞き取れない音がある場合は、
イントネーションや、リズム、抑揚に慣れることで解決できます。
音読やシャドーイングがおすすめのトレーニングです。
社会人におすすめの勉強法②:シャドーイング
シャドーイングとは、スピーキングとリスニングを同時に鍛えることができる
効率的な勉強法として注目されています。
<シャドーイングの効果>
●スピーキングとリスニングが同時に鍛えられる
●リーディングスピードが向上
●正しい発音が身につく
●正しいイントネーションやアクセントが身につく
<シャドーイングのやり方>
初心者の方はSTEP1から順番に、英語の基礎がある方は、STEP3から始めても問題ありません。
STEP1
音声無しでテキストを読む
理解できる英文を繰り返し自分のペースで読み込む(目安:3回)
STEP2
音声を聞きこむ
英文を読み込み内容が理解できたら、テキストを見ながら音声を聞き込む(目安:1,2回)
STEP3
テキストを見ながらシャドーイング(音読)
テキストを見ながら、発音やイントネーションに慣れるように、音読を繰り返す(目安:20~30回)
STEP4
テキストを見ずにシャドーイング(音読)
テキストを見ずに音読に挑戦(目安:完璧に覚えるまで)
このシャドーイングが完璧にできる英文を増やすことで、すぐに使える英文が多くなります。
さらに言うと、自分で口に出せる音が増えると、英語を聞き取る力が上がります。
<シャドーイングのポイント>
●シャドーイングするアクセントを統一する
●映画やドラマのフレーズをシャドーイングする
●恥ずかしがらずに真似する
素早く習得するためには、上記の3点を忘れずに実践するのがポイントです。
社会人におすすめの勉強法③:オーバーラッピング
上記のシャドーイングはどちらかというと上級者向けです。
初心者でもできるやり方をご紹介しましたが、それでも難しい場合は、
このオーバーラッピングがおすすめ。
オーバーラッピングとは、シャドーイングとは少し異なり
、テキストを見ながら音声と同時に音読するという学習方法です。
シャドーイングは音声から少し遅れて音読するので、
厳密にはオーバーラッピングとは異なる学習法になります。
<オーバーラッピングの効果>
●スピーキングとリスニングが同時に鍛えられる
●リーディング力も向上
<オーバーラッピングのやり方>
STEP1
音声を聞きながらテキストを黙読
理解できる英文を繰り返し自分のペースで黙読(目安:3回)
STEP2
音声を聞いた後に読み上げる 英文を読み込み内容が理解できたら、
音声を聞いた後に、テキストを見ながら読み上げる(目安:1,2回)
STEP3
テキストを見ながらオーバーラッピング(音読) テキストを見ながら、
発音やイントネーションに慣れるように、音読を繰り返す(目安:20~30回)
シャドーイングでつまずいてしまった方や、
まだそこまでのレベルがないと感じている方は、
オーバーラッピングから始めてみましょう。
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●ビジネスマンが身に付けるべき英語は実践的に使える英会話
●社会人が英語を学ぶ時に抑えておくべきことは4つ
●社会人が英語を学ぶ方法は5つ
●忙しい社会人におすすめの勉強法
●スキマ時間におすすめの勉強3選
●学習がはかどる時間帯は勉強内容で異なる
●【スキル別】おすすめの教材
●スキマ時間におすすめの英語学習アプリ
●まとめ:効率よく実践的な英語学習を!
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